こんにちは!アロージョです。
今回は、仮想通貨の詐欺の手口についてまとめました!
ご存じのかも多いかもしれませんが、仮想通貨の市場は非常に詐欺が多い業界になります。
なぜなら、市場が安定しておらず初心者が多い業界なので、詐欺師の縄張りになっているからです。
実際に、数々の詐欺事件があります。
たとえば、アメリカでは2021年1月~2022年3月までになんと約1340億円もの被害が出ているというデータもある状態です。
記事をご覧の方は、既に詐欺にあってしまいましたか?それとも怪しい誘いがあって詐欺を疑っている状況でしょうか?
もし、前者であればすぐ、弁護士さんなどに相談を!後者であれば、それ以上の取引はやめましょう!
記事では、詐欺についてよくあるパターン・対策をまとめているので、あなたの資産を守るために、是非最後までご覧ください!
目次
仮想通貨は怪しいものか?
仮想通貨の業界において、詐欺が多いことやハッキング被害が多いことから、仮想通貨自体を怪しいと思う方もいらっしゃいますが、結論、仮想通貨自体は怪しくありません。
理由としては、既に国として法定通貨になっていたりしますし、実際に日本の金融庁も資産として管理して良いというホワイトリストというものを掲示しています。
このことから、仮想通貨自体が怪しいわけではないのはご理解いただけたかと思います。
銘柄によっては怪しい仮想通貨もある
先ほど、仮想通貨自体は怪しくないと言いましたが、実は銘柄(コインの種類)によって怪しい仮想通貨があるのは事実です。
なぜなら、仮想通貨には様々な銘柄があり、その中で詐欺に利用される銘柄もあるからです。
そもそも、仮想通貨は誰でも作成することができるので、詐欺目的に仮想通貨を作成したり、開発資金を集めて逃げるというケースも存在しています。
あくまで、仮想通貨の中で怪しい銘柄があるというのは覚えておいてください!
仮想通貨詐欺が増えている理由
仮想通貨の詐欺増えている理由は以下の2つが主になります。
・法整備がまだまだ甘い
・価格変動が激しいため、詐欺の煽り文句を見抜けない
下記でそれぞれ解説していきますね!
法整備がまだまだ甘い
そもそも、仮想通貨の歴史はまだ10年ちょっとです。
さらに、世の中で認識されるようになったのはここ5年以内のことなので、法整備が追い付いていません。
実際に、日本で認められたのは2017年、正式な名称である【暗号資産】という名称がついたのは2020年という状況です。
このことから、法整備が進んでいないため、詐欺師が簡単に取引できてしまう市場になり、詐欺が横行しています。
価格変動が激しいため、詐欺の煽り文句を見抜けない
ご存じかもしれませんが、仮想通貨の市場は値動きが非常に激しいです。
例を出すと、仮想通貨の王様であるBTC(ビットコイン)は昨年(2021年)1BTC=700万円ほどの価値でしたが、現在は1BTC=300万円を切っています。(2022年7月現在)
このように、価格変動が激しいので、詐欺師からすると、この銘柄は1000倍になる!という煽り文句を見抜かれづらくなっています。
価格変動の激しさにより、詐欺師が詐欺を行いやすい状態になっているという感じです。
よくある仮想通貨詐欺のパターン
ここでは、よくある、仮想通貨詐欺のパターンを紹介します。
主に、5つの手口があります。
・風説の流布
・ボンジスキーム
・偽物の取引所・アプリ紹介
・嘘のセミナー
・マッチングアプリの詐欺
下記で、どんな手口なのか?紹介していきますね!
風説の流布
簡単にいうと、デマを流す行為のことです。
もう少し噛み砕くと、根拠がない状態で○○という銘柄が1000倍になるという噂を流して、買い注文を集めるという手法になります。
実は市場の変動として、買い注文が増えると値上がりする傾向があるので、それを利用して噂を流した本人は価格が上昇したタイミングで売却をし、逃げるという感じです。
先程と逆で、売り注文が増えると値下がりしてしまうので、噂を信じて銘柄を購入した人には、価値が低くなった銘柄が残ってしまいます。
このように、根拠ない噂で購入銘柄を決めてしまうと結果的に損をしてしまうので、人からの情報発信は安易に信じずにあなた自身で調べるようにしましょう。
ボンジ・スキーム
ボンジ・スキームは破綻前提で出資を募る行為です。
実は、仮想通貨に限らず、様々な所で多用される詐欺の手法になります。
簡単な仕組みで言うと、出資者には新たな出資者からの出資金を配当金として渡していく感じです。
お分かりのとおり、自転車操業で、新しい出資金を出し入れしているだけなので、基本的に破綻してしまうという仕組みになっています。
こちらも、先程の風説の流府と同様、人からの儲け話は簡単に信じず、あなた自身で情報検索をしてください。
偽物の取引所・アプリ紹介
手法としてはフィッシング・なりますしを行う手法が多いと思います。
手順は3つです。
①詐欺師からDMが来ます。
初心者の方に限定で教えている、儲かるコインがあります。みたいな
②有名サイトを案内されます。
CMでもやっている○○っていう取引所です。ここでコインが新しく出るので登録してください!みたいな文
③登録後入金案内をされる
10万円以上入金しておけば、優先購入権をお渡しするので早めに入金してください!みたいなメッセージがきます。
この手順の場合、②でURLをクリックした時点でアウトです。
もちろん、個人情報の入力をしなければ大丈夫なのでは?と思うかもしれませんが、端末の情報や閲覧履歴などの情報も吸われてしまう恐れがあります。
そのため、怪しいURLはクリックしないでください。
対策としては、そもそもDMを受け付けなければ未然に防ぐことができます。
また、有名ではない取引所を紹介してくるケースもありますが、この場合の対策も上記と同じで大丈夫です!
嘘のセミナー
セミナーからの詐欺も非常に多いです。
例を挙げると後程紹介するクローバーコインの事件が有名だと思います。
手法としては、仮想通貨初心者セミナーという形で初心者を集客し、基礎知識を教えつつ、参加者限定でこれから値上がりが期待できるコインとして、自社コインなどを紹介するという感じです。
もちろんセミナーが全て悪ではないですが、セミナーでよく分からない銘柄を勧められたら詐欺である可能性は高いです。
その場合、無視して被害にあわないようにしましょう。
マッチングアプリの詐欺
意外と多い手口です。
簡単に伝えると、マッチングアプリ内で出会う話の流れに合わせて、儲かり話を持ちかけられるという感じです。
基本的には媒体が違うだけで、偽の取引所・アプリ紹介の手順と同じです。
マッチングアプリで儲け話が出たら詐欺と判断してもらって大丈夫なので、相手にしないようにしてください。
詐欺コイン一覧
せっかくなので、詐欺コインとして有名なものを紹介します。
取引している、進められているコインがあれば、直ぐに取引をやめてください!
・ノアコイン
・ビットコネクト
・クローバーコイン
・トルコイン
・スピンドル
下記でどんなコインか?解説していきますね。
ノアコイン
ノアコインは元々、フィリピンの経済活動を発展させることを目的として開発されたコインです。
なぜ?詐欺コインといわれているかというと、2017年にICOで40億円以上を集めましたが、その際に虚偽の広告発信をしたからです。
※ICOとは新規通貨後悔というプレセールを指します。株式で言うIPO(新規上場)みたいなものです。
虚偽とされているのは、『フィリピン政府から公認を受けたプロジェクト』と謳っていましたが、実際には政府とは全く関係がありませんでした。
このことから、詐欺コインと認定されています。ただし、現在は運営元が変わり、様々なプロジェクトを展開しています。
価格に関しては、市場上場以降に時折値上がりしましたが、基本的には下落傾向で微々たる価値になっています。
ビットコネクト
ビットコネクトは前章で言う、ボンジ・スキームに当たる詐欺だと思います。
実際に起きた流れとしては
①2016年11月にICO
レンディング(貸付)で月間30%の利息を受け取れるという謳い文句
②2017年1月上場
利息の支払いは実際にあったため、価格がどんどん上昇
③2018年1月取引所、レンディング機能の停止を発表
③に伴い価格が大暴落
※下落率は約90% 400$→20$という感じです。
という流れです。
流れから見ても、自転車操業で回していたと推測ができますよね?
ちなみに、運営元が不明でかつホワイトペーパーもないプロジェクトだったみたいです。
暴落があった際には、価格変動から分かる通り、レンディングやコインを保有していた人はとんでもない損をしたとのことでした。
クローバーコイン
クローバーコインは48ホールディングスという北海道にある企業によってICOを進めていたコインです。
ただし、結果として、2017年9月に運営元の本社に、国税庁・消費者庁の強制捜査が入り、ICO前に販売活動がストップされました。
実際に、48ホールディングスが主張していたクローバーコインの特徴は、
①日本にビットコインを持ち込んだ人物がプロデュースしているので安心!
②クローバーコインを購入すれば、購入額の2割に当たるリップルをプレゼント。(当時凄く話題だった銘柄)
③会員になり、知り合いにクローバーコインを販売すれば60%のバックがある。また、売れば売るほどバックがある。
というものでした。
完全にマルチ商法ですね笑
そもそも、①に関して、事実かどうか不明でした。
更に、上記内容でセミナーを行い、購入を進める活動をしていました。
正に、詐欺という内容が詰め込まれていますよね?
繰り返しになりますが、情報はあなた自身でしっかりと調べ直してください。
トルコイン
トルコインはトルコの大株主が、トルコの国家仮想通貨と宣伝し、投資家へ出資を募ったコインです。
結果としては、こちらもボンジ・スキームであり立ち上げから、1年後には支払いが滞り事件が発覚しています。
あまり馴染みはない話だと思いますが、基本的に怪しい投資話は無視しましょう。
スピンドル
スピンドルは芸能人という知名度を利用し話題性を呼ぶという手法でした。
実際に芸能人のGACKT氏が広報活動を行ったコインです。
このことから、ガクトコインとも言われています。
詐欺と疑われている理由は3つです。
①コインの発案者が行政処分を受けている
②GACKT氏が資金決済法違反の疑いがある
③価格の暴落が著しい
このような点から、詐欺コインとして見られています。
また、プロジェクトの進捗報告もないため全く信用できない状態です。
芸能人が広報活動をしていても、きちんとしたプロジェクトであるかはしっかり調べるようにしましょう。
仮想通貨詐欺にあわない対策7選
ここまでで、仮想通貨の詐欺にはどんな手口があり、どんなコインが詐欺なのかはご理解いただけましたか?
ここでは、あなたが実際に詐欺にあわないために!どんな対策を取るべきか紹介します。
賢いあなたは既に対策を思いついているかもしれませんが、復習・認識の擦り合わせのためにもぜひご覧ください。
主な対策は7つです。
・仮想通貨について基礎学習をする
・DMは無視
・金融庁への登録を確認
・購入コインは自分で決める
・投資で確実に儲かるもんはないと認識する
・怪しい事例はネットで検索する
・購入場所を限定しておくこと
こちらも下記で詳しく説明していきます。
仮想通貨について基礎学習をする
当たり前のことですが、仮想通貨を取り扱う前に一通りの基礎学習をしましょう。
なぜなら、詐欺師の嘘話を見抜くためです。
たとえば、詐欺師から怪しい誘いがあっても、自分でその仮想通貨を調べて理解することができれば、安全な仮想通貨との違いが分かるので怪しい銘柄か判断できると思います。
また、仮想通貨自体、利用の仕方によっては一定の知識が必要になるので、学習しておいても損がないです。
詐欺対策に加え、あなたが仮想通貨の業界で楽しむためにも、一度基礎学習をしてから扱ってください!
仮想通貨の学習方法についてはこちら!
DMは無視!
理由としては、詐欺師のよくある手段がTwitterやDiscordでのDMからの接触だからです。
そのため、基本DMは受け付けない設定にしましょう。
また、Twitterなどでは『仮想通貨始めました!』などという、明らかに初心者である発信は控えましょう。
なぜなら、詐欺師は初心者が大好きなので、そもそも初心者とばれなければ詐欺師からの接触リスクを下げることができるからです。
というわけで、DMを受けない設定にする・DMが来ないように発信内容に気を付けて詐欺師対策をしてください。
金融庁への登録を確認
勧誘してきている業者が、金融庁へ登録されているか調べるのも効果的です。
なぜなら、金融庁は安全な取引を行える業者にしか認可を出していないので登録がない=怪しい業者と判断できます。
そのため、金融庁に登録されていない場合、詐欺である可能性が高いはずです。
上記画像ページで登録されているか、過去に処分を受けているか確認できるので、もし今怪しい勧誘を受けている場合は確認してみて下さい!
購入コインは自分で決める
購入コインは自分で決めましょう。
理由はシンプルで、仮想通貨とは技術なので、仮想通貨を購入するということは将来的に必要とされる技術に投資するということになります。
そのため、投資先購入先はきちんと自分で判断するべきでしょう。
たとえ、親しい友人や家族に勧められたとしても、あなた自身で調べて、購入するべきかの最終判断はしっかりとあなた自身で行ってください!
下記記事で紹介しているので良かったら是非!
投資で確実に儲かるものはないと認識する
あなたが、仮想通貨の購入をしているのは投資目的ですか?
もしそうなら、そもそも確実に儲かる話などないというのを改めて肝に銘じて下さい!
詐欺師は必ずと言っていいほど、この銘柄・このコインは必ず利益が出ます!と言ってきます。
実際問題こんなことはありえません。
少しずれますが、たとえば、ダイエットサプリや薬などでは、効果は個人差がありますという表記がないでしょうか?
このように、全ての事象において、未来を見ることは不可能です。
改めて、確実に儲かるものはないときちんと理解し、詐欺師の甘い誘いを適切に見極めてください!
怪しい事例はネットで検索する
思っている以上に仮想通貨の詐欺は多いです。
そのため、もし今あなたが怪しい誘いを受けているのであれば、同じような被害や誘いを受けている人がいるということになります。虫1匹いるとたくさんいる的な理論ですね笑
というわけで、怪しい事例はネットで質問・紹介・解説されているケースがあるので、怪しい事例に直面したら、まずネットで検索してみてください!
※注意点はこれは詐欺ですか?と聞くと逆に詐欺師が寄ってくる場合があります。
上記画像サイトであれば、情報が集約されているのでまず、こちらを見てから判断してください。
購入場所を限定しておくこと
こちらは、大元の可能性を断つ方法です。
理由は単純で、安全な場所だけで取引をしていれば詐欺にあう可能性はないですよね?
オススメは国内の取引所です。
国内の取引所であれば、大きな企業が運営しており安心感があるので、是非活用してください!
※詐欺師が偽サイトを立ち上げて誘導してくるケースもあります。そのため、事前に国内取引所を開設し、ブックマークをしたり、アプリで取引することで対策が取れます。
上記記事のURLは公式サイト直結のため安心してください。
仮想通貨詐欺にあってしまった場合の対処方法
もし、今現在あなたが詐欺、もしくは怪しい取引を持ちかけられていた場合の対処法になります。
以下の3つが効果的です。
・警察・弁護士への相談
・今以上の入金をしない
・登録した個人情報の変更
下記でそれぞれ解説していきますね!
※既に入金している場合は、お金が戻ってこないケースがほとんどです。
なぜなら、仮想通貨の管理自体分散的に行われており、個人が特定できないケースが非常に多いです。そのため、考え方としてはこれ以上あなたが被害を受けないための対策として理解してください。
警察・弁護士への相談
まず、はじめに警察・弁護士へ相談しましょう。
理由はシンプルで、あなたには詐欺師を捕まえる手段や権限がないため、プロに頼りましょう。
それ以上の入金をしない
詐欺と分かった時点で、入金はやめましょう。
理由は1つ、被害額を広げないためです。
よくあるケースが、出金するためには10万円の入金が必要ですという文言で更に入金を促してきます。
安全なサービスであれば、出金に対して入金の制限などないです。
このことから、詐欺と気付いた段階で新しく入金は行わないでください!
登録した個人情報の変更
もし、詐欺サイトに個人情報を登録してしまった場合、変更可能なものは変更してください。
なぜなら、詐欺師に利用されてしまう恐れがあるからです。
一番怖いのは、詐欺を行っていたのがあなたになってしまう恐れがあることだと思います。
手間や時間が掛かってしまうことですが、できることなら早急に個人情報の変更手続きを行ってください。
仮想通貨詐欺対策は、国内取引所を利用すること
先程の繰り返しになりますが、詐欺対策として、国内取引所を利用しましょう。
国内取引所であれば、大手企業運営のため安心して取引を行えます。
オススメは下記の3つです。
・bitFlyer (ビットフライヤー)
・GMOコイン
こちらの記事で、更に解説しているので良かったらご覧ください!
まとめ
いかがでしたか?
繰り返しになりますが、仮想通貨の市場は非常に詐欺が多い業界になります。
今回の記事が、あなたの資産を守るための知識に少しでもなっていれば幸いです。
大事な内容なので、最後におさらいしておきましょう!
①仮想通貨は怪しいものか?
仮想通貨自体が怪しいわけではない
ただし、銘柄によっては怪しい仮想通貨もある
※詐欺目的で開発されたコインなど
②仮想通貨詐欺が増えている理由
・法整備がまだまだ甘いから
・価格変動が激しく、詐欺の煽り文句を見抜けないため
③よくある仮想通貨詐欺のパターン
・風説の流布
・ボンジスキーム
・偽取引所・アプリ紹介
・嘘のセミナー
・マッチングアプリの詐欺
④詐欺コイン一覧
・ノアコイン
・ビットコネクト
・クローバーコイン
・トルコイン
・スピンドル
⑤仮想通貨詐欺にあわない対策7選
・仮想通貨について基礎学習をする
・DMは無視
・金融庁への登録を確認
・購入コインは自分で決める
・投資で確実に儲かるものはないと認識する
・怪しい事例はネットで検索する
・購入場所を限定しておくこと※オススメは国内の取引所
⑥仮想通貨詐欺にあってしまった場合の対処方法
・警察・弁護士への相談
・今以上の入金をしない
・登録した個人情報の変更
⑦仮想通貨詐欺対策は、国内取引所を利用すること
・Coincheck (コインチェック)
・bitFlyer
・GMOコイン
以上になります。
繰り返しになりますが、仮想通貨で詐欺にあわないためにはまず、国内の取引所を利用すると良いでしょう。
オススメは下記記事で紹介しているので是非参考にして下さい!