Web3.0とメタバースの関連性を解説。将来的には深い関係に？

こんにちは！アロージョです！
今回は、Web3.0及びメタバースについて、2つの関係性をはじめ、それぞれどんなものなのか？をまとめました。

始めに結論を伝えると、Web3.0とメタバースの関係性は、今現在は言葉が混同しているだけでそれぞれ別個の新しい技術です。
というのも、どちらの環境においても、どちらかが必須というわけではないからになります。
ただし、今後Web3.0とメタバースは深く連動すると考えられています。

記事では、この2つがそれぞれどんなものか？どうして深く連動すると考えているかを深堀していきますので、是非最後までご覧ください！

Web3.0では、仮想通貨での取引が基本です。仮想通貨をまだ買ったことがない方はこちらの記事でオススメの国内取引所を紹介しているので良かったら是非！

Web3.0とは？

Web3.0とは簡単に伝えると、ブロックチェーン技術を用いて実現する、分散型のインターネットのことです。
これは、Webの歴史を知っていないと難しいかもしれませんが、簡単にいうと現代のインターネットはGAFAM(Google、Apple、Meta※旧Facebook、Amazon.com、Microsoft)によって、多くの民間人の情報が握られており、この状態を中央集権型のインターネットと指します。
ブロックチェーンの技術を用いることで、この状態からの脱却が可能となるため、今とは違う新しいインターネットの状態をWeb3.0と指しています。

Web3.0に必要なブロックチェーンとは？

ブロックチェーンは、簡単に一言では言い表せないものになります。
なぜなら、まだまだ発展途上のものであり、大きな可能性から様々な用途が期待されているからです。
強いて言えば、特定の管理者が不要で、かつデータの改ざんができない状態で管理をすることという感じだと思います。
Web3.0に関連づけると、あなただけのWebサイトを保有でき、その情報を分散して管理してもらえるという状態になるという感じです。

今実際に存在するWeb3.0を紹介

存在しているWeb3.0サービスは下記になります。

Braveに関しては、Googlechromeと同じ様に検索エンジンとして無料で利用できます。
後の2つは仮想通貨での取引を分散型で行える場所と覚えてもらえればOKです。

Webの歴史とWeb2.0の問題点

前章で、Web3.0をより理解するには、Webの歴史を知らないと難しいと伝えました。
ここでは、そのWebの歴史を簡単に解説していきます。
Webの歴史は大きく分けると3つの区分があり、

となります。この歴史とWeb3.0をより理解してもらうために、Web2.0の課題も踏まえてそれぞれ解説させていただきます。

Web1.0(1995年～2008年)

Web1.0は、特定の発信者がWebを通じて一方的に発信を行えるという時代でした。
理由としては、Webの技術がまだまだ浸透しておらず、Web上にサイト作り出すにはプログラミング技術が必要だったからです。
このことから、特定の人・企業による一方的な発信を行っていたのがWeb1.0の時代とされています。

Web2.0(2005年～現在)

Web2.0は、今現在あなたたちが触れているWebです。
Web1.0との違いで言うと、簡単に誰でも発信者になれる点だと思います。
また、TwitterやFacebookなどのSNSの台頭や、YouTubeという発信のプラットフォームが登場し、Web1.0の時とは違って気軽に素人が発信が行える状態になりました。
また、『いいね』や『コメント』により気軽に発信者と受信者がコミュニケーションが取れるように変化しました。
この状態をWeb2.0と言います。

Web2.0の問題点

Web1.0→Web2.0への進化により、一見問題がなさそうですが、大きな問題があります。
それは、GAFAMによる情報・市場の独占です。
※GAFAM＝Google、Apple、Meta(※旧Facebook)、Amazon.com、Microsoft

今、世界的に見ても個人情報やデータは、強固なプラットフォームを持つGAFAMに握られているのは事実だと思います。

この状態は、GAFAMによって情報の操作や管理をされてしまう可能性があり、GAFAMにより世界が支配されてしまう恐れがあるとも言えます。

また、GAFAMのサーバーの不具合が起きたり、サイバー攻撃を受けた場合、とんでもない数の情報漏洩・消失のリスクを抱えているので、この独占状態が問題点としてあげられています。

この状態から脱却するために、Web3.0という概念が考えられました。

Web3.0

繰り返しになりますが、Web3.0は、ブロックチェーン技術を用いて実現する、分散型のインターネットのことです。
なぜ、この状態が可能かというと、専門用語になりますが、Web3.0ではPeer−to−Peer型というインターネット管理方法を採用しています。
凄く簡単に伝えると、インターネット上のデータを世界中の大多数のコンピューターで分散して管理しているという状態です。
そして、各種取引の記録が誰でも見れる状態になっています。

Web2.0で危惧されていた、サーバーの不具合やサイバー攻撃への対策を分散管理という形で解決し、情報の集約に関しても見える化することによって改善しています。

このことから、Web3.0がWeb2.0の問題点を改善し、より公平なWebになる仕組みだと思います。

メタバースとは？

メタバースとは、一言で言えば【仮想空間】のことを指します。
ただし、明確な定義はまだありません。
理由としては、こちらもまだまだ発展途上の技術のためです。
そのため、現状で表現されるのは、VRゴーグルなどを用いて利用する、3Dの仮想空間が多いです。

イメージしやすいのは、あつまれ動物の森のようなゲームです。
アバターを介して、他者とのコミュニケーションが可能なネット上の空間というサービスになります。
将来的にはこのメタバース内でも、五感と連動するのを目指している企業も多く非常に夢のある話だと思います。

せっかくなので

という、上記2点についても紹介していきますね！

メタバースが注目されている理由

理由としては、オンラインコミュニケーションをよりオフラインのコミュニケーションに近づけることが可能と期待されているからです。
今後は、更に五感に働きかけるように技術を向上させていくと言われています。
また、世界的有名企業のFacebookはMetaと社名を変更し、メタバースの世界に力を入れていくと発表しています。
こういった有力企業が本気で挑んでいることも相まって、メタバースが世の中に更に浸透していくと期待されています。

メタバースを体験する方法

メタバースを体験する方法はアプリを利用するだけです。
主な例は、

などになります。また、疑似的なものや似たようなものとしては、あつまれ動物の森やポケモンGOなどもメタバースと類似しています。

細かい解説より触ってみる方がイメージしやすいと思うので、良かったら上記アプリをダウンロードしてみて下さい。

※ただし現状は、VRゴーグルの準備や高価なPCがないとよりレベルの高いメタバースには触れられないのは覚えておいてください。

Web3.0とメタバースの関係性

冒頭でお伝えした通り、Web3.0とメタバースの関係性は、今現在だと言葉が混同しているだけで、それぞれ別個の新しい技術なだけです。
ただし、今後Web3.0とメタバースは深く連動するとは言われており、そのポイントは3つで

という点があげられます。下記でそれぞれ、紹介しますね！

NFTによる、資産の証明

NFTは日本語で言うと、非代替性トークンと呼ばれています。
簡単に伝えると、替えが効かないいものという感じです。
メタバースは仮想空間であるため、その空間にあるものがあなたのものであるという証明が難しいと思いませんか？
そこで、NFTを利用して仮想空間上にある資産の持ち主を証明することができます。
実は、NFTはWeb3.0の中で扱われている概念です。
このことから、メタバースにWeb3.0の概念技術が必要なことが分かると思います。

メタバースの取引に必要な仮想通貨

結論、メタバース内でのサービスは仮想通貨が共通通貨として扱われるケースが多いです。
たとえば、メタバースを活用したゲームなどではゲームごとの仮想通貨を利用しているケースが多いです。
理由としては、メタバース内のアイテムにNFTが使われているケースが多くなってきているからになります。
基本的にNFTの取引は仮想通貨で行われるものなので、紐づいてメタバースでも仮想通貨が必要なケースが多くなっているという状態です。

より、メタバースを体験するためには仮想通貨も必要になってくると思います。
まだ、仮想通貨をあまり購入したことがない人はこちらの記事も参考にしてください！

Web3.0により管理を分散して行える

もし、今後メタバース内で更に五感を利用して楽しめるようになった場合、もし急にサーバーダウンしたら、身体への負担って怖くないですか？
この問題もWeb3.0で改善できます。なぜなら、Web3.0に関しては、サーバーダウンの恐れが著しく低いです。
また、メタバース内の資産などもWeb3.0によって、分散して管理が行えるので、相性が凄く良いと思います。
この、Web3.0の概念がメタバースを運営するにあたって非常に適しており、親和性が高いとされています。

Web3.0のメリット・デメリット

ここでは、Web3.0においてのメリット、デメリットを紹介します。
始めに端的に伝えておくと

となります。
下記でそれぞれ解説していきますね

メリット

・個人情報の自己管理
Web2.0では、GAFAMに個人情報など様々なデータ提供をすることで、サービスを利用できていると思います。
しかし、Web3.0はブロックチェーンで管理されているため、上記データをどこかへ提供する必要がありません。
また、Web3.0ではあなたの意思で広告を表示・非表示を決められたり、個人情報の提供によって報酬を得られるサービスもあります。
あなた自身の大事な情報をあなた自身で管理ができるようになるというのは非常にメリットがあると思います。

・無駄な手数料を取られない
これは、仲介業者が入らなくなることによって実現しています。

手数料という出費がなくなるのは今までの生活と比較して大きなメリットではないでしょうか？

・セキュリティレベルが向上する
繰り返しになりますが、Web3.0はブロックチェーン技術により、世界の多数のコンピューターによって管理がされています。
そのため、現在のWeb2.0でいう、特定企業のサーバーがハッキング、攻撃を受けてデータが流出する可能性を考えるとセキュリティレベルが高いと言えます。

またWeb3.0では、ログインにウォレットが利用されることが多く、メールアドレス・パスワードなどの個人情報の提出が必要ないので、そもそもの個人情報がネット上にないためセキュリティが向上するとも思います。

ウォレットについては下記記事でまとめているので良かったら是非！

デメリット

・サービス利用の敷居が高め
Web3.0のサービスを利用するには、ウォレットという仮想通貨の財布の作成が必要です。
この、ウォレット作成が現状は手間がかかるんです。
理由としては、現在主流のウォレットサービスは英語表記のものが多いからとも言われています。

下記記事で、Web3.0で利用するために必要なウォレットの作り方を解説していますので良かったら是非！※5～10分くらいで作成できます。

・詐欺が多い業界である
残念ながら、詐欺が多い業界です。
理由としては、まだまだ発展途上の市場であり、かつ価格変動が激しい業界のため、詐欺の嘘を見極めるのが難しいからとされています。
対策としては、業界についての基礎学習を行う・儲け話はないと肝に銘じましょう。

詐欺については、下記記事でまとめているので基礎学習を兼ねてぜひご覧ください！

・法整備が整理されていない
詐欺が多い理由でもありますが、Web3.0の業界は法律がまだまだ整理されていません。
これは、発展途上の市場のため、各種政府が判断が追い付いていないというのが理由でしょう。
特に、日本はこういった判断が遅い方ですからね…
そのため、法的な観点から見ると、今あるサービスより安全性がない可能性があると思います。

メタバースのメリット・デメリット

今度はメタバースのメリット、デメリットを紹介します。
まず、こちらも端的に伝えておくと

こちらも下記で深堀していきます。

メリット

・時間効率が良くなる
オンラインでオフラインのクオリティでコミュニケーションが取れるようになるということは、人の移動時間が削減できるということではないでしょうか？
これはとてつもないメリットだと思います。
実際に私もコロナ化でテレワークになり、朝と夜に1.5時間ずつブログの時間を取れています笑
家にいながら、外でのコミュニケーションがとれるのは時間効率の意味で大きなメリットだと思います。

・世界のだれとでもコミュニケーションがとれる
メタバースは仮想空間のため、参加すれば世界のどこにいてもコミュニケーションが取れます。
もし、昔留学したあの人に会いたいとなった場合、現代なら飛行機を利用して高いお金と長い時間をかけないと実現できませんが、メタバースなら今すぐにリアルなコミュニケーションを取ることができます。
このように、時間・お金的にもメリットがある空間だと思います。

・実世界ではできないことが体験できる
筆者の個人的な記述なので飛ばしてもらっても大丈夫です笑
おそらくですが、空を飛ぶ体験や、深海に潜るという体験もできるようになるのではないでしょうか？
リアルな世界だと肉体的に耐えられないことであっても、メタバースの中で感覚に制限をかけることによって可能になると思います。
あくまで個人的ですが、ワクワクする想像ができるのもメタバースのメリットだと思います笑

デメリット

・導入ハードルが高い
理由としては、新しい分野のため、環境が十二分に用意されていません。
実際に始めるには、高額なVR機材や、スペックの高いパソコンを揃える必要があります。
もちろん、気軽に楽しめるメタバースもありますが、その場合メタバースの良さを感じきれません。
この、しっかりメタバースを楽しみづらいというのはデメリットでしょう。

・現在は人の流入が少なくメリットを生かしきれてない
先程のデメリットに連続しますが、導入ハードルが高いため、メタバースの世界を楽しめている人は少ないです。
このことから、メリットである、様々な人とオンラインでオフラインのコミュニケーションを取れるという部分を感じづらくなっています。
この点に関しては、技術の進歩を期待して気長に待つのが無難だと思います。

Web3.0に関連するもの4選

ここまで、Web3.0とメタバースについて紹介してきましたが、実はWeb3.0に関連するサービスは多岐にわたります。
その中で、特に現在話題でかつよりWeb3.0と関りが強い4つを紹介します。

メタバース以外を下記で紹介しますね！

NFT

繰り返しになりますが、NFTは日本語で言うと、非代替性トークンと呼ばれています。
簡単に伝えると、替えが効かないいものという感じです。
もう少し噛み砕くと、電子データの証明がある資産と理解してもらえればOKかと。
前述のとおり、Web3.0の中では様々な場所でこのNFTが利用されています。
また、NFT自体Web3.0で扱われるのが基本なので、単語として覚えておいてください。

仮想通貨

仮想通貨は実体がない仮想上の通貨です。
Web3.0との関連性は、Web3.0上での取引ではこの仮想通貨を決済方法としているケースが多いことになります。
そのため、Web3.0に触れていくためには仮想通貨という資産が必要になるので、まだ持ってない人はこの機会に小額からでも購入してみて下さい！

下記の記事で、仮想通貨の購入手順までを紹介しているので良かったご覧ください。

Defi

Defiは日本語で分散型金融と表します。
簡単に伝えると、銀行や証券会社という管理者がいない銀行という感じです。
この状態が可能なのは、全ての取引がブロックチェーン上に記録され、全てのユーザーが取引履歴を閲覧できるため、ユーザー同士で金融機関を管理する形が取られているからになります。
Web3.0でいう、インターネット自体を分散で管理するという方法を、金融に充てているという感じです。

Defiについては下記で紹介しているので詳しく知りたい方は是非！

Web3.0やメタバースについて、よくある質問

ここまでで、Web3.0・メタバースについてなんとなく理解はして頂けたでしょうか？
せっかくなので、Web3.0・メタバースについて学び始めでよくある質問(実際に私も疑問に思っていた点)を紹介しますね！

Web3.0の継続って大丈夫？

あくまで個人判断ですが大丈夫だと思います。
理由は複数ありますが、そもそも管理者がいないので、誰かが続ければ勝手に続いていきます。
また、管理者がいないので強制的に止めることができないものです。
更に、今のWeb2.0の問題点を改善できるものなので、共存していく形で更に繁栄していくと思います。

Web3.0は誰にメリットがあるの？

メリット自体は割と個人にあると思います。
企業や政府という管理者から搾取されずらい市場構造のため、より知識があり、業界に精通する個人ほどメリットがあるはずです。
また、何事もそうですが、先行者利益があるので今から始めておくとよりメリットを感じられると思います。

メタバースの土地とかって価値がないのでは？

例を挙げると美術品と似ている評価でしょう。
○○をいくらで買った人がいるから、この価値は○○円ほど価値があるという感じで評価されています。
現状は投資家の間で投機として扱われているのは否めないと思います。

メタバースのアバターってなんでも大丈夫？

見たくないアバターはデフォルトアバターに置き換えられる機能が、一般的なプラットフォームには存在しています。
そのため、節度を持って選択することが良いでしょう。

メタバースが仮想空間なら、無限に物を作ればいいのでは？

仮想空間といえど、勿論無限ではありません。きちんと容量に限度はあります。
また、限りがあるから価値が決まります。そのため、仮に無限にしてしまうとメタバース内の物の価値は暴落してしまうでしょう。

まとめ

いかがでしたか？
Web3.0やメタバースはこれからの社会に根付いていく可能性のある技術です。是非、まだ根付いてなこのタイミングで、概要を把握して先行者利益を得ましょう！
最後におさらいポイントをまとめますね。

以上になります！
Web3.0やメタバースについて少しでも伝わっていれば幸いです！
また、Web3.0に関しては、現在、仮想通貨を用いることで体験することができます。
もし、まだ仮想通貨に触れたことがない人がいれば、国内の取引所で購入できるので良かったら下記の記事も参考にしてみて下さい！