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貯金と投資の割合って?20代向けにデータをもとに適正値を解説。

こんにちは!アロージョです。今日は20代の貯金と投資の割合について情報をまとめました。
基準となる数値は、資産を【100-年齢=投資割合】で振り分けるのが適切とされています。これは、年齢が上がるにつれて元本割れのリスクが高まる観点から、年齢によって投資の割合が低くなるよう定められてます。例としては、25歳なら100-25=75(%)が資産のうちの投資が占める割合になります。また年齢が若い人ほど、健康面や家計などの抱えるリスクが少ないので投資の割合を増やすと良いとも言われてます。今日は、基本的な数値を含め20代の貯金と投資について、また投資に関する実体験も紹介させていただきます。

20代の投資と貯金の適正割合は?

冒頭で触れた通り、100-年齢=%が適切な割合です。しかし、これはあくまで目安なので、人によっては適正割合は変わってきます。中でも貯金額によって変わると思います。具体的に例を挙げると、生活防衛費の有無で、投資への割合が大きく変わります。生活防衛費失業、病気などの際に社会保険の保障を含めて、一定期間は生活を続けられる貯金額です。ここでは、貯金額別の投資、貯金の割合を紹介致します。

生活防衛費まで

結論、生活防衛費を貯めるまでは、10:0で貯金:投資へお金を割り振りましょう。ちなみに、生活防衛費の目安額は給料3か月分or100万円になります。先述の通り、生活防衛費は有事の際に必要になるお金になるので、まだ貯金額が生活防衛費に満たない方は10割貯金に振りましょう。ちなみに口座を使い分けて生活防衛費が分かるようにしておくことをオススメしております。

生活防衛費の貯蓄達成後

極端な意見になりますが、生活防衛費を貯められたら0:10で貯金:投資にお金を振って良いと思います。理由としては、単純に投資の方が利回りが圧倒的に良いからです。例を挙げると、毎月5万円を銀行に貯金した場合と、投資に回した場合では20年後の金額は1千万円も差が出ます。数字の通り圧倒的に差が出てしまうので、生活防衛費を貯金できている方は10割投資に回すと良いと思います。

投資への配分比率

投資をオススメしておりますが、中には不安な方や既にある程度の資産がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?そういった方には、100-年齢貯金と投資を振り分けると良いと思います。ちなみに既にある程度資産がある方は、資産の割合を100-年齢にするとなると、1年から1年半かけて貯金から投資へ資産の移行を行うと良いです。一括での移行はリスクがある為、手間ですがある程度時間をかけて行ってください。

世の中の20代の貯金・投資の割合は?

ここでは、実際の20代の貯金や投資の割合、また、世帯別の収入に対しての貯蓄の割合を紹介させていただきます。この記事をご覧いただいているあなたからは意外な数字になっていますが、20代は、まだまだ投資への意識が低いです。ご自身の状況と比較して見ていただければと思います。

20代の投資・貯金比率

実は、20代の9割以上の方が貯金しかしていないという数字が出ていました。(平成30年度証券投資に関する全国調査より)
男女別で比較すると、若干男性の方が投資にお金を回している割合が高かったです。しかし、投資は早く始めれば複利の力で利益が増えていくスピードも変わるので、若い人ほど、思い立ったそのタイミングから投資を始めることはメリットがあるのです

1人世帯、2人世帯の貯蓄比率

収入(手取り)貯蓄(貯金・投資含む)に回している金額割合の数字になります。
ちなみに、貯蓄に回すべき適正割合は収入(手取り)に対して2割が適正値です。

手取りに対して貯蓄割合1人世帯2人世帯
5%7%5%
10%未満12%19%
15%未満14%29%
20%未満3%5%
25%未満10%24%
30%未満4%0%
35%未満10%0%
35%以上17%5%
貯蓄しない22%5%
平均18%13%

金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査・2020年(令和2年)」(単身世帯調査/二人以上世帯調査)より小数点以下四捨五入

数字からも、平均値が18%に収まっております。先程紹介の通り、収入(手取り)に対して適正割合である2割を貯蓄に回すのが良いでしょう。
手取り20万円の方は4万円を貯蓄に回せるように収支を見直してみて下さい。

投資のメリット・デメリット

ここまでで、貯金と投資に対して振り分ける割合はご理解いただけたかと思います。更に、長期的に見て、投資の金銭的メリットがある為このブログでは投資を推奨しています。しかし、いい事ばかりではないので、リスクを含めた投資に関してのメリット・デメリットを紹介致します。

メリット

銀行に預けるよりも資産が増えやすい

先程紹介の通り、投資と銀行貯金では金利が大きく違います銀行年利最大で0.2%投資年利平均で5%と言われています。シュミレーションを行うと、20年間月5万円を貯金、投資それぞれお金を回した結果は1千万円の差があるくらいです。勿論、予測値ではありますが、経済は成長するものなので、世界的な株式を選択する事で毎年5%の利回りで資産を増やすことができます。

即収入も見込める

投資先によりますが、即利益が出て収入が見込めます。昨年では仮想通貨の価値が43万倍になった例があります。勿論雑収入なので、税金は発生しますが、貯金と違って短期で収入を増やすこともできるメリットもあります。但し、初心者の方が利益を得ることは難しいこともあるので、慣れるまではお試し感覚で小額での利用をしてください。

長期で行うことで、複利が資産を増やしてくれる

積立投資を行うと、複利が雪だるま式に利益を増やしてくれます。実際私も3年程の運用で30万近い利益が出ており、年々利益額が増えてます。初心者でも、1度積立設定してしまえば何もしなくていいこともオススメポイントになっております。

デメリット

利益に税金が発生

投資をするだけでは税金は発生しませんが、売却して利益を確定すると、利益から税金が差し引かれます。税率はおよそ20%です。このことから、税金を抜いた純利益を目標金額としましょう。100万円手元に欲しければ、税率を考慮して125万円が売却時の金額になるよう目指しましょう。この税金対策として、積立NISAがあります。これを活用すれば年40万円購入分は非課税となりますので、長期での資産形成の際はまず積立NISAを活用しましょう。

即現金化できない(数年以内に利用する予定のお金には不向き)

こちらもデメリットです。貯金と投資での比較になると、直ぐに現金として利用できる貯金に対して、投資分を1度売却し証券口座→現金口座へ移行しないと現金化できない為、即利用には適していません。あくまで、長期での資産形成として管理しましょう。ちなみに短期での資産形成には、セルフバックやポイ活が最適です。

税金が支払えない・元本割れの恐れあり

事例ニュース紹介の例になりますが、税金を考慮しないで現金化→即使用を行うと損失を被る恐れがあります。先程紹介の通り売却益÷税率で利益を判断し、売却後に税金支払い後に利用しましょう。※損失ニュース

投資の行い方、会社紹介

これから投資を行う方は、まず積立NISAから初めて見てください。中身としては、投資信託を毎月決まった金額分購入するという形になります。オススメの理由としては、売却益が非課税になる点です。そして、個別企業の株ではなく、国ごと・業界ごとなど寄せ集めの株式を購入することになるので、損失リスクが低いことも安心のポイントです。余裕が出てきたら、その他の投資も学んで見てください。実際にオススメのものを紹介させていただきます。

投資信託

楽天証券で、銘柄は「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」を積立NISA口座で行うのがオススメです。この銘柄のオススメ理由は、運用コストが低いことから、実際の利益が他銘柄に比べ増えやすいという特徴があることです。また、アメリカや日本だけでなく、世界の主要な国にまとめて投資するので、世界の経済成長に合わせて価値が向上します平均的に5%程の利回りがあるので、更に高い利回りを求めている方は別の投資信託を購入してください。但し利率が高いものは、その引き換えにリスクがあることを理解しておきましょう。

仮想通貨

最近流行りの仮想通貨。正直に伝えると、投資信託を既に行っていて更に投資にお金を回せる方が利用すると良いと思います。資金に余力がある方はリスク分散の為にも様々な資産を保有することがよいでしょう。繰り返しになりますが、余力がある方は仮想通貨を利用してみてください。
オススメのスタートは下記の記事でまとめているのでで是非!参考にしてみてください。

FX

安定的に資産を増やしたい方にはオススメはしませんが、資産を増やす方法としてFXもあります。スポーツなどと同じくプロが存在する世界で時間・資金に余裕がある方が短期で成果を出せる仕組みになっています。金額の動きを見ていると夢があるのはあるので、あくまで損失が出ても大丈夫な金額で利用してみてください。




オススメの口座開設先はメジャーのGMOさんだと思います。

個別企業への投資

月曜から夜更かしで一躍有名人になった、桐谷さんが生活を回している手法の一つです。もう少し噛み砕くと、上場企業の株式を購入することになります。利益を得るには、上場したてで株価があがりそうな企業株を購入するのが基本的な考え方です。ただし、こちらも一定の資金が必要(最低でも100万円)になります。なので、利益を得る事より、配当金・優待券などを目的として利用するには良いと思います。

投資を行う上での注意点

注意点は、長期で利益を増やすと想定することと、短期で回収しようと思わないことです。正直、短期で利益を得ようとすると資金と時間と経験が必要です。やはり、貯金と比較するには一定の安定さを考慮して、長期で行うのが適切です。経済は長期では必ず成長していくので安心して長期での投資を行いましょう。その際にオススメなのは、積立NISAでの投資信託になりますので、積立NISAでの注意点を記載させていただきます。

投資期間を20年前後で想定する

積立NISAの非課税期間は20年間です。その非課税期間を超えた後に利益を確定すると課税対象になってしまいますが、全てを売却せずそれまでで増えた利益を取り崩しながら引き続き運用することは可能です。複利の力を最大限に生かすためにも、20年以上の長期前提で投資信託をすれば将来困らないでしょう。

現金化は必要な分・必要なタイミングで行う

上記の通り、基本的にはこれまでの利益・資産を運用しつつ、必要な分だけ取り崩せば問題ありません。最近話題のFIREでもこの方法が取り上げられていますので、このポイントは押さえておきましょう。

税金を計算する

積立NISAの非課税期間中以外の投資に関しては税金がつきものです。先程の事例記事の通り、税額を考慮しないと自己破産してしまうケースもあります。現金化する際は、必要金額÷税引き後80%の売却益で判断し、20%の税金分も賄えるようにしましょう。

まとめ

20代の方は抱えているリスクが少ないので投資に資金を回しましょう。ただ、投資にもデメリットはありますので、適正割合である100ー年齢=〇%の式を必ず頭に入れておいてください。最後におさらいしておきましょう。

①20代の貯金、投資の割合は80%が投資、20%が貯金
式の通り100-年齢(25)=%(75)で割合を判断
生活防衛費(給料3か月分or100万円)の貯金がない方はまず10:0で貯金:投資を割り振る
生活防衛費達成後は0:10で貯金:投資に割り振るのもO

世の中の20代の貯金・投資の割合、実態数値は9割以上が貯金のみ
投資は早く始めた分だけ複利の力が働き資産が雪だるま式に増えるため、早く始めた方が大きなメリットになる

③投資のメリット・デメリット
メリットは銀行と比較すると圧倒的な利回り。長期での資産形成に適している
デメリットは利益に税金が発生する。利益確定する際は売却益÷税引き後80%を目標額にすること

④投資の主な行い方
オススメは投資信託。積立NISAから始めるのがオススメ。20年間非課税で運用できる
簡単でオススメなのが楽天証券で、銘柄は「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」

⑤投資を行う上での注意点
長期で投資を想定し利益確定する際は必要な分を必要なタイミングで行う
支払う税金を考慮して売却額の判断をすること

以上のポイントを参考に、貯蓄内の割合を100-年齢(25)=(75)%を投資に回せるように、調整・検討をしてみてください。また、貯金・投資に回すお金が中々作れない、もっと貯金・投資にお金を回すための節約手法などにご興味がありましたら、下記記事を参考にしてみてください。

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